2021-01-01から1年間の記事一覧

補助線を引きたい

昨夜、電車内で複数の人が刃物で刺される事件があった。被害者のうち一人は7箇所を指されて重傷だという。さらに加害者は別の車両にサラダ油を撒いて火を付けようともしていたという。これがガソリンだったら京アニ事件の再現である。 加害者は「女性が憎か…

トランス差別についての共産党の声明(21年5月22日発表)を読む

赤旗のサイトにて、倉林明子参院議員(共産党ジェンダー平等委員会責任者)へのインタビューという形式で共産党の声明が発表された。 www.jcp.or.jp ツイッターでも言及したが、これについて見ておく。

友利修先生の記録

記録。 友利修 国立音楽大学教授 音楽文化教育学科 音楽情報専修 1958年生まれ

女性専用車両を使ったトランス差別扇動

産経の(おそらく極右的傾向を持った記者による)女性専用車両に関する記事。後述するように、トランス排除を煽る犬笛の効果がある。そして、社会学者の千田有紀がこれを取り上げて、これも一見「両論併記」に見えるのだが犬笛として働く記事を書いている。

ジェンダー差別解消と階級闘争の違い

ジェンダー差別を「男性=支配階級、女性=被支配階級」とみなし、差別の克服を「階級闘争」と見なす考えがあるようだ。ジェンダークリティカルとも相性がいい。 だが、この発想は全面的に間違いである。

「トランスジェンダリズムに対する疑問」なるものへの私なりの回答

他の目的でサーチしている時に「トランスジェンダリズムに対する疑問」などという記事を見かけたので私なりに答えておく。あくまで個人的見解

「ミスジェンダリング」という差別(8/9追記)

「ミスジェンダリング」(本人のジェンダーアイデンティティ、あるいは生活上のジェンダーと異なるジェンダーでその人を呼称したり取り扱うこと)がなぜ差別になるか。 ネットでは「民族差別や女性差別に反対している」はずの人が、特にトランス女性をターゲ…

「論座」におけるトランス差別扇動を検証する

「論座」にLGBT関連法をめぐる論考が掲載された。著者は千田有紀氏(武蔵大教授)である。 5ページにわたっており、女性やLGBTの権利擁護について近年保守派が関心を示していることを挙げ、「権利擁護=左派、とは限らない」として「ねじれ」があることを強…

トランスジェンダーとスポーツ

自民党の山谷えり子参院議員(元拉致問題担当相)が、自民党が準備中の「LGBT理解増進法」を検討する党内会議の後、記者団に向かってトランスジェンダー差別発言をしたと報じられている。 内容的には数年にわたって繰り返されている「トイレ云々」と「スポー…