2020年を塗りつぶしたトランス差別

ふと振り返ると、正月早々に千田有紀武蔵大学教授)の発言に批判が集まった(もちろん私も批判した)ことから始まって、年末にフラワーデモ茨木がトランス差別の姿勢を明らかにする(その後、フラワーデモ本体から「今後は私たちとは無関係」と切り離される)ところまで、本当にトランス差別で気がかりな大きな動きがずっと続いたな、と思う。

もちろん、日本語圏での差別が激しくなったのは2018年7月のお茶の水女子大による「トランスジェンダー女性の学生を受け入れる」表明以降なのだけど、今年に入ってから「新しいステージ」に入ったように思うのだ。もちろん、それに対する対抗言説もしっかり組み上げられられてはいるけど。

世の中は新型コロナ=COVID19感染症で大変だったし、私もある程度の影響は受けたのだけど、2020年は世界的にはCOVID19の年だったのだけど、安倍内閣の無茶苦茶、代替わりしてスガ内閣の無茶苦茶、とくに学術会議のこととか、社会は無茶苦茶だったのだけど・・・

まあ、数あるトピックの中で、トランス差別に関わる主要な事件を、いくつか簡単にピックアップしてみる。

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共産党の大会で「ジェンダー平等」はどう扱われたか

共産党の最新の大会は今年2020年の1月に行われているが、その内容をまとめてある資料として、「前衛」の増刊号を手に入れたので「ジェンダー平等」に着目して目を通してみた。

楽天Amazonでは取り扱いはあるが売り切れ。共産党の事務所に問い合わせれば在庫が残っているかもしれない。
(私は知人の党員の方に頼んで入手)

 

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「大阪のうめ吉」さん(誰?)の指摘を受けて

先日の記事について何か色々と言っている人がいるようで。

 

「大阪のうめ吉」なるハンドルネーム、ツイッターで見かけた記憶はあるが、どういう人物なのかもわからず、それと同じ人物なのかも不明。まあでも、別に問題はない。noteサービスを使っているが、例によってweb魚拓でリンクしておく。

http://archive.today/1Oojv

以下は上記の内容を受けての私のコメントである。

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「アイデンティティ」(または「自認」)概念を弄ぶ人たち

トランスジェンダーのことがわからない」というのは理解できる。

まあ、身近にいなければあまりわからないよね。

 

「女性が男性を警戒する」というのは、「そりゃ当然だろう」と思う。

とくに、日本なんてジェンダーギャップの大きい国だからね。

 

で、そこから、トランスジェンダーについての勝手な妄想を膨らませて、「無意識に差別してしまった」というところから「ふざけながら侮辱する」というところまでには相当な距離がある、と思うのだ。

 

良識をかなぐり捨てて侮辱するような泥沼に沈んでしまう前に、どうにか引き返してほしいと思う。「わからない」のは、とりあえずはそれでいい。自分にとって理解できない相手であっても、まず「尊重しよう」という意志を持つこと、それが最初の一歩だと思う。そして、泥沼を見極めて、近づかないようにしよう。

 

以下は、そんな泥沼に沈んでしまった人たち(というか、泥沼そのものか)の一例。

性自認」を否定するためにここまでやるのか、と怒りを通り越して呆れている。

(まあ、ジェンダーアイデンティティ迷子だったりする人が自虐的に妙な自認を名乗ることはあるけど、そういうのじゃないからね)

 

心に余裕がないときは見ない方がいいかも。

 

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「誰もが使いやすいトイレのあり方を考えよう」

昨日、こんなのイベントに参加した。(オンラインで)

 

感想を一言でいうなら、「現場はネットでの議論なんて飛び越えて取り組みが進んでいる」ということだ。

トランスジェンダーとシスジェンダー、それぞれのニーズを掴み、それらを緩やかに両方実現していく取り組みを、NPOとメーカーの共同でやっている。

もちろん、ハード面だけではダメで、ソフト面のアプローチも必要。その肝になるのはやはり「教育」というところだろう。

トランスジェンダーはどのような人たちか、実際を見せていくのが大事、という指摘はそのとおりだと思う。一方で、それを知らなくても「フェアネス」と「人権」の観点から判断できる人を増やす取り組みも重要だと思う。こちらはあらゆる人権問題、差別問題に通じることなので。

 

まあともかく、学びの多いイベントだった。主催のRainbowTokyo北区さん、登壇のみなさまに感謝。