友利修先生の記録

記録。

 

友利修

国立音楽大学教授

音楽文化教育学科 音楽情報専修

1958年生まれ

 

 

・仰りたいことは「ホモソーシャル」だと思うのですが、こういう間違い方します?

と思ったら指摘に対してこういうリプライをしてますが・・・

 

 うーん、そういう意図で「ホモセクシャル」を持ち出す意味ってありますか?

なお、友利先生のツイートを「ゲイ」と探したところ、現時点で4ツイートが確認され、そのうち4つがWi Spa絡み、1つは「LGBT運動の中におけるトランスの権利闘争」の話題、そして残りは2012年で文脈的にあまり意味のないもの。

「ビアン」での検索は結果なし。「ホモセクシャル」と「レズ」は1件のみ。まあ、検索自体に漏れがある可能性もありますけどね。

LGBT」はそれなりにありますが、こんなのを見つけました。

 「これ以上長くならないと期待」ってどういう意味なのでしょうね。

 

このツイート単体で見ると読み間違えるのだが、酷い印象操作である。
ツリーでこのツイートに続いているのがjiji(@traductricemtl )への批判ツイートのスクリーンショットだ。
つまりこのツイートで言う「英語圏の情報を持ってきている女性」とはjijiを指していると思われる。jijiが(意図的とも思える)誤訳も含めて日本語にトランスフォビア言説を輸入してきた中心人物であることはここでは説明しない。

jijiが差別扇動を繰り返しているから批判されていることを「声をあげた女性が攻撃されている」と意味をずらすのは、トランス差別扇動をアシストする強い効果がある。

千田有紀やJ.K.Rowlingなどの擁護についても「批判者に攻撃されるかわいそうな『女性』」というイメージを演出し、彼女らのトランス差別扇動をアシストする論法である。友利修が擁護するトランス差別者はなぜか女性ばかりなのだ。全く同じロジックで男性も差別を煽っており、当然ながら批判を浴びているが(三浦俊彦、森田成也など)、友利修は彼らの名前すら出さない。

 

 

これはフェミニズムと資本主義の関係を逆転させる酷いロジック。

フェミニズムの運動が勝ち取ってきた諸権利はすべて「近代社会=資本の論理」、もっと具体的にいえば資本主義的家父長制に抵抗して勝ち取ってきたもの。そして、LGBTに対する差別も、さらにそれ以外の抑圧も資本主義の支配システムから生じていることを見破るのがインターセクショナリティなのだが、「多様性」や「包摂」といったフワッとしたものを藁人形にして「抵抗を弱める空気を作るのに作用するなら」と自分勝手な前提による批判をしていく。

むしろ、剥き出しの「資本の論理」である新自由主義の運動として、抵抗する人びとを分断支配する道具として「トランス差別」を煽っていると見るべきだろう。実際、極右とTERFは全く同じロジックを使い、実質的に連携しながら差別を煽っている。日本の極右でトランス差別を煽っているといえば山谷えり子杉田水脈桜井誠。さらには統一教会幸福の科学もトランス差別の発信をしている。

自分が「左派」あるいは「進歩派」だと思うなら、トランス差別で極右に取り込まれていることを自覚したほうがいい。

こうやってトランスの人権を「トイレ問題」としてフレームアップする手法じたい、ずっと繰り返されてきた恐怖扇動であり、かつては黒人差別を扇動するためにも使われてきた「女性を守れ」の誤用である。 

 

まだあるだろうとは思われるが、ひとまずこのへんで。