「ひじりんぬ」に関する時系列。

「卑劣な身元特定、ネットリンチ」などという印象操作が出回っているようだが、以下に時系列をまとめておく。

 「日本共産党の実名アカウント(以下、本稿において「S」と表記する)がトランスジェンダー差別のアカウントをRTしている」という指摘がネット上であったのが、12/4ごろ。
(なお、この時点では私はこの件を把握していない。事後に削除されたのか、私がこの件を把握した12/13の時点では見当たらなかった)

Sは過去に共産党から国政選挙に出馬した経験があるとあり、実際に選挙関係の報道でもその名前は記されている。
最近、共産党の地方議員がトランス発言をしたりRTしたりして、指摘されて削除するということがあった。笙野頼子がらみの問題もあり、同党には期待も含めて厳しい目が注がれている。たとえ「うっかり」であっても、いちど「やらかした」アカウントに対しては特に厳しい目が注がれていることだろう。

12/13になって、以前からトランスジェンダー差別発言を繰り返している「ひじりんぬ」と名乗るアカウントで発信しているプロフィールがSのものと一致しているとの指摘があった。私がこの件について知ったのもこの日だ。

そこで、とある人がツイッター上で「ひじりんぬさんはSさんですか?」という質問を投げた。それを横目で見つつ、私は「念のために」と考えてひじりんぬの差別発言をいくつかweb魚拓した。それがこれだ。

k2g.hatenablog.com

なぜweb魚拓なのかというと、スクリーンショットは改変の恐れがあり、場合によっては誰かを陥れるために偽造されることもあるので、web魚拓のほうが圧倒的に信頼性が高いのだ。

さて、この時点で「Sとひじりんぬは同一人物なのか」という疑惑は、あくまで「疑惑」でしかない。同一人物でないのであればSに理不尽な非難を浴びせることになるので慎重に対応する必要があった。

その後、深夜になってひじりんぬからはブロックされたようなのだが、朝起きるとひじりんぬアカ、S個人アカともにアカウントごと削除されており、さらにSのFBアカウントにもアクセスできなくなっていた。

無関係な2つのアカウントが同時に同じ行動をするというのは考えにくい。どちらにもメンションは届いているのだから、どちらかから「無関係だ」という主張があればその時点で疑惑は弱まるのだが、「同時に削除する」という現象があったことによってむしろ疑惑は深まってしまった。

現在「ひじりんぬ」と結びつけて語られている個人情報は、あくまで「Sが公開していたもの」である。「ひじりんぬはSではない」ということであれば「無関係だった」で終わる話だし、「ひじりんぬはSである」ということであれば、自分で公開していた情報なので何の問題もない。

ひじりんぬを擁護している人が「特定された!個人情報が公開された!」と主張するのは、いわば「ひじりんぬ=S」の疑惑を強化している、ということは意識してほしいと思う。
また、私がまとめたひじりんぬの発言について「差別ではない」「適切だ」という人もいるようだが、そうなのであれば堂々と主張を続ければよいのであって、「なぜアカウント削除に至ったのか」を丁寧に考えるべきだろう。

また、私がweb魚拓したのはこのブログにまとめたものだけだが、他にも酷い差別や個人に対する誹謗中傷・ハラスメントもあり、いくつかは手元にスクリーンショットがある。

共産党にはこの件についてきちんと説明してほしいなと思う。Sがひじりんぬではない別人だということであればSの信頼性のためにきちんと説明すべきだし、S=ひじりんぬだったのであれば、共産党の信頼性のために「内部にトランスジェンダー差別をしている人がいた」ことになるので、差別に対する適切な措置をしてほしい。
だが、これはもう共産党の内部問題なので、こちらとしては見守るしかないだろう。